2013年11月12日火曜日

で、ハイブリッドHDDに換装しますた

(一応確認しておきますが、このブログはライターとしての記事ではありません)

システムドライブの換装、正直面倒である。本当なら必須データをバックアップしておいて、OSをクリーンインストールするのが一番いい。1年も使っていればOSは崩れ放題、クラッシュの危険度が日々増しているからだ。

アプリケーションにしてもツールにしても、行儀の悪い奴は必ずいるものだ。現実社会でも100人いれば99人は普通かいい人なのに、なぜ一人ぐらい、とんでもないのがいるのと同じ。

さて、換装するのに使ったハイブリッドHDDだが、東芝の1TB、MQ01ABD100H、もちろんバルク品である。すでに使ったこともあるし、当初はSeagateとも思ったのだが、この作業を始めた時に発売されたので飛びついた次第。このハイブリッドHDDを2台用意して、以前と同様、RAID0で使用する。ちなみにハイブリッド的な部分は、SLC NANDフラッシュで8GBとなっている。

まずは既存のSSD2台を取り外す(バックアップは取り外し直前で更新)。もしかしたら戻すかも知れないので、ちゃんとRAID構成の通り、順番をメモしておく。で、その空いたスペースにハイブリッドHDDを入れる。なお、MQ01ABD100Hは9.5ミリ厚の2.5インチなので、既存のIntel SSDとマウント、スペース的には一緒。

配線確認して電源オン、当然のごとくそれまでのRAID0アレイは無くなっているので、換装したドライブでRAID0を新規構築。次にバックアップツールのブートメディアで起動し、システムドライブのイメージを新規構築したRAID0アレイにリストアする。まあ、最近のバックアップツールはリストア先の容量変化へ柔軟に対応してくれるので助かりますわ。

リストアが終わったら再起動。これがね、たまにうまくブート出来ない訳ですね、ええ。ドライブ換装だけなら普通はドライバが入れ直されて再起動ってだけで済むはず。ところがなぜか「哀しみの真っ青な画面」が出たり、出なかったり。面倒なんで追っかけないけど、たまーにあるんだよね。

今回は無事、起動、再起動できました。日頃の行いが良かったのか、先日の夜道で素直に飲酒検問に応じたのが良かったのか(いつもは「なぜタクシーは飲酒検問しないのですか?」と質問することにしている。その日は疲れてたので、何もしなかった)。とにかくうまくリストアしたシステムが流用できた。

これでシステムドライブは大容量化出来たので、この点は良しとしよう。問題はそのスピードですわな、ええ。キャッシュのアルゴリズムがどうだか分からないが、SSDのベンチを取った時と同様、起動直後、マシンの動きが落ち着いてからベンチを走らせる。もちろんシステムはドライバが変わっただけで、まったく変更していない。

いや、分かってました、結果は。起動時、OSの挙動で分かってました。いやいや、ハイブリッドとはいえ、SSDからHDDへの換装ですから分かってました。

では、数値を見てみましょう。







ですよねー、当たり前ですよねー。SSDと比べて遅いです。HDDと比べて速いです。もう当たり前すぎて、雑誌じゃ記事にならないレベル。何かこう、エキサイティングなトラブルとか、劇的な急展開とか、そういったものを求めた私がバカだった。改造バカだからいいか・・・。

正直な話、SSDのRAID0に慣れてしまっていると、起動がつらい。いったん起動してしまえば結構いい感じで使えるのだが、起動でイライラしてしまう。これはストレスだわ。

SSD > ハイブリッドHDD > HDD >>>>> フロッピー起動 >>>>> カセットテープ

やっぱりアップグレードは順当にやって、ダウングレードは避けた方がいいらしい。大容量化と引き替えにするには、あまりにストレスフル。こりゃ、SSDのRAID0に戻した方が良さそうです。

てなことを考えていたら、ほかの部分も気になってきた・・・

高橋敏也
(ハイブリッドHDD自体はいい選択肢だと思う、いや本当に)