明日、4月9日をもってWindows XPのサポートが終了します。
「Windows XP と Office 2003 のサポートがまもなく終了します」(リンク)
2001年にリリースされたWindows XPですが、本当にお世話になりました。
とりあえず手元にあったパッケージを掘り出してみましたが、なんだか「古いOS」という感じがしませんね。懐かしいという感覚もあまりありません。Windows8.1に至る、Windowsシリーズの一員だからでしょうか?
それでもサポートは終了です。さすがに自作マニアだと、Windows XPを使い続けているという人は少ないと思います。一方、仕事でしかパソコンを使わないとか、古いパソコンを使い続けている(その上でOSとかには興味が無い)場合には、気がつけばOSはWindows XPだった・・・なんてことはあるかも。
あとは特殊なケースですね。Windows XPでしか動かないプログラムを使っているとか、システムに組み込まれていてOSを変更できないとか、ATMとか、はたまたWindows XPに特別な感情を持っているとか・・・。
ちなみに私の周囲にも、パソコンやOSにまったく興味が無く、Windows XPを使い続けていたのが数人いました。で、そのうちの一人が電話をしてきた訳ですよ。
「高橋! なんか噂だと、4月9日以降、Windows XPが動かなくなるんだって?!」
違うがな! サポートが終了するだけで、4月10日なっても、恐怖の大王が降臨しても、Windows XPは動き続けるがな!
ではなぜ、こんな騒ぎになるのか? サポートが終了するということは、将来的にセキュリティ上の問題が発生する可能性があるからです。現時点で確認されているセキュリティホールは、基本的にアップデートで塞がれています。また、多くの人がセキュリティソフトウェアを使っているでしょう。なので基本的には問題無いはずです。ですが、まだ発見されていない脆弱性があるかも知れませんし、新手のクラッキング手法が用いられる可能性もあります。それらにサポートの終了したWindows XPが耐えられるかどうか、あるいはセキュリティソフトウェアで対応できるかどうか。はなはだ疑問です。
というかですね、もし仮に「Windows XPの入った最新パソコン」を買ったとしてですね、それはあなた、13年前の最新です! 今やCore i7が口笛を吹きながら、表参道をポルシェ・カイエンでドライブする時代なんですよ! お願いだからPentium 4とか言わないでください!
ハードウェアとOS、アプリケーションソフトウェアの進化は止まりません。なのでコンピューターに「枯れた」という話は基本的に無いんです。
「Windows XPに慣れているし、別に不都合も感じない」
確かにそうかも知れません。ですがそろそろ、最新のハード、そしてOSに目を向けてもいいんじゃなかろうか、そう思うのです。
「おやすみ、Windows XP。今までありがとう。こんにちわ、Windows8.1」
高橋敏也(Windows XPは通算15本以上買ったんじゃなかろうか?)